茜庵

ものづくり

【第五回】あっことあんこの
風鈴づくり

自宅でつくる季節の和菓子「あっことあんこ」
五回目となる今回は、ちょっと特別編

和菓子だって、カラフルで可愛いものもできるんです!!

夏休みの最後の週にふさわしい
お菓子が登場です。

あっこ:

今回のテーマは「夏の自由研究」ですね。

松村:

そうです。あっこちゃんにリクエストをもらった
「子供と一緒に作れる和菓子」をテーマに、考えてみました。

カラフルで、簡単に作れて、美味しいお菓子!
「風鈴」のレシピは、こちらです。

【あっことあんこの 風鈴】
材料(25個分)

・本葛粉 100g
・グラニュー糖 250g
・水 450~550g
・白あん:500g
・着色料:お好みのものを
*コシのあるPP素材のラップやビニール(お菓子を包んで冷まします)
*タコ糸もしくは針金:25本分

さあ、生地をつくりましょう!

松村:

本葛粉と水200gをダマにならないようによく混ぜます。
続いてグラニュー糖とあわせて、ゆっくりと火にかけていきます。

あっこ:

師匠、結構水あまりましたけど・・・
(計量ミス?と、ちょっと不安顔のあっこちゃん)

松村:

あ、それも後ほど使いますので(笑)
別のお鍋で火にかけて、お湯にしておいてください。

あっこ:

びっくりした〜笑

いつものように、和気あいあいと
作業が すすみます。

松村:

鍋底をこするように、練っていきます。プツプツと浮き出してきたら
おしえてくださいね。

あっこ:

(じっと鍋を見つめながら)
あ!出てきました。塊みたいなやつ。たくさん!

松村:

では一旦火からはずして、手早くかき混ぜてください。
そして、温めておいたお湯を足して、さらに練っていきます。

あっこ:

お湯結構足したら・・練るというより・・・グツグツと・・

松村:

そうですね、炊いている感じのほうが近いですね。
そのまましっかりと炊いて、練って、均一な生地を目指します。

あっこ:

師匠、透明になってきました!

松村:

すずしげな透明になったら、出来上がり。


冷めてしまうと包みにくいので、湯煎をしてしばらく待ちます。

あんこは、サボろう。

あっこ:

(おそるおそる)師匠、それで、アレはどうしますか・・・

松村:

あんこづくりですね(笑)今回は、サボりましょう。
子供と楽しく作れるがテーマですので。

あっこ:

よかった〜!「あっことあんこ」やけど、よかった〜!

松村:

お子さんが、あんこ嫌いになってしまったら
元も子もないですもんね。
まずは簡単なところから、無理せず楽しんでいただけたらと思います。
市販の白あんに、お好みの色をつけてください。

あっこ:

今回は、五色のあんこ玉。

松村:

そうそう、20gずつ計量して、くるくると丸めておいてください。

あんこを、包もう。

あっこ:

(手をくるくると動かしながら)
久しぶりにすると、やっぱり難しい・・・

松村:

今回は、後ほどビニール(硬めのラップのようなものであればOK)で包みますので
そんなに神経質にならなくてもいいですよ。
ゆったりと、生地であんこ玉を包んであげてください。

あっこ:

いろんな色を包んだら、可愛い!

松村:

そうそう、いいですね。それで、ビニールの中央にお菓子をおいて、
ひだを寄せながらあつめます。

あ 横の子、ころんじゃった!

キュッと巾着しぼりして、タコ糸や針金でとめていきます。

あっこ:

夏のお菓子らしくて可愛いですね。

松村:

より涼しげに仕上げるために、ボールに氷水をはって
冷やします。ビニールの上部をハサミで切って短くしておくと、
包みをほどく際にやりやすいですね。

包みを解いて、できあがり。

あっこ:

冷やすの、冷蔵庫でも大丈夫ですか?

松村:

大丈夫です。20分ほどみてくださいね。


いそいそと二人で包みをひらいて、完成です。

さあ恒例の、あっことあんこのティータイム。

隙間時間で ちゃちゃっと松村が仕立てた山桃ゼリーで乾杯!

松村:

(ごそごそと冷蔵庫から取り出しながら)
実は 今日はもう一品準備していました。

あっこ:

さっきからゴソゴソ作られてるの、それやったんですね!

松村:

山桃じゅうすを使ったゼリー。風鈴はまだちょっと難しいかな?という
小さなお子さんは、こちらならできるかなということで。
こちらも簡単なので、またレシピお伝えしますね。

あっこ:

風鈴も、涼しげに仕上がって美味しそう〜

松村:

暑い時は、見た目も涼しげで、喉越しがいいものが
いいですよね。

ぺろり、と食べて このお顔。

お疲れ様でした!あっこちゃん。

この記事で紹介したお菓子

和菓子職人のじゅうす 山桃

合間につくったゼリーの簡単レシピにつかったのは
こちらのじゅうす。*詳しいレシピは、また後日ご紹介します。
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四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

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