茜庵

採用情報

現在は募集していません

四国の、そして日本のよいものをお菓子に。
菓游 茜庵(かゆう あかねあん)は、小さなお菓子を通じて、
日本の伝統と文化そして繊細な美意識をお客様に、 また後世に伝えていきたいと考えている企業です。

茜庵で働く人々

材料について、茜庵は大変なこだわりを持っています。
「たとえ一流の技術をもってしても、二流の材料を使ったら、二流のものしか生まれない」とは、私の恩師の言葉ですが、二流の材料を一流に見せようといかに手を加えても、素材そのものの持つ美味しさにはかなわないということだと思います。小手先の技術でなく、素材が存分にその良さをひきだせるよう、そっと手を貸す、という言い方が正しいかもしれません。素材がよければ技術なんていらないということではもちろんなく、「あえて、これ以上手を加えない」という按配や加減も、技術のひとつの形だと思います。
米、砂糖、豆粉、果実、芋等々、茜庵にいる我々は他社がうらやむほどの素材をふんだんに使って仕事ができる反面、その環境が「当たり前」にならないよう、材料に対する心構えや扱いについては厳しく指導をします。もちろん丹波大納言だから特別にというのでなく、どの素材であっても大切に扱うことが、職人としての基本だと思います。
和菓子を作る上で、何よりお客様が「茜庵のお菓子はおいしい」と言ってくださるのが一番嬉しいです。
"この仕事と出会えて、良かった"本当にそう思います。

販売職で入社し、一通りの業務を経験した後に、新規部門の立ち上げメンバーに選ばれました。
今では繁忙期の販売サポートや後輩指導に加えて、経理事務・オンラインショプの企画運営・東京出張や商談など、日々様々な業務をこなしています。
茜庵は地元のお客様を大切にしながらも、最近では首都圏を中心に、デパート催事や羽田空港での期間限定出店、また現代的なお菓子の提案など、積極的なチャレンジを続ける会社です。
はじめは慣れない業務の変化に戸惑いもありましたが、今は毎日が充実しています。
自分が手がけた企画がお客様の反応につながり、後日お礼のメールをいただいたときなど、とても嬉しく思います。
また茜庵では毎月お茶のお稽古があり、熨斗や日本文化の勉強をすることも多いので、自分のためにもなっていると感じます。 今後はより段取り良く仕事をすすめると同時に、もっともっと新しいことに挑戦し、自分のキャリアを高めていきたいと思います。

*2015年 徳島市 輝く女性のロールモデルに選ばれました

若いころの失敗で、名古屋から注文をくださったお客様に、誤って二度同じ商品を送ってしまったんです。
そうしたところ不思議な縁で、その後もその方が私を指名してちょくちょくと注文のお電話を下さるようになり、一度など「大西君いますか」とわざわざお店にも訪ねてきてくださいました。
きっかけは私の失敗でしたが、それを機に今もお付き合いが続いていることを、大変有難く感じています。
接客を通して、お客様から教えられることは本当に多いですね。
たとえば亥の子餅ですが、古くは亥の日に、子どもたちが歌を歌いワラや石で地面を叩きながら、近所の家に亥の子餅をもらいにいく「石突き」という風習があったということも、ある方から教えていただきました。
まるで、西洋のハロウィーンみたいですよね?
そうしたヒントを種にして、さらに膨らませて次の接客に生かしたりと、本当に、お客様とのコミュニケーションからたくさんのものをいただいて、今の自分につながっているなと改めて感じています。

茜庵は自宅が近所だということもあり、お客としてよく利用させていただいていました。
家族みんなでファンで・・・。
そんなでしたから、求人誌に「茜庵」の文字を見つけたとき、これだ!と思ってすぐに応募したんです。
接客という仕事は、やはりお客様に喜んでいただけることが一番だと思います。
笑顔でありがとうと言ってもらえたり、以前に担当したことを覚えてくださっていて、親しくお話させていただいたり。
そんな時、とても嬉しさを感じます。
日々の仕事の中では、やはり"雰囲気"づくり・・・
スタッフがお互いに、仕事のことはもちろん、それ以外のことでも相談しあえたり、気さくに話ができる明るい雰囲気の職場って、素敵だと思うんです。
微力ながら、そんな雰囲気づくりを、これからも一番に大切にしていきたいと思います。

生菓子を担当するようになってから、それまでよりも意識して、季節の花とか風景に目が行くようになりました。
"観察"というとおこがましいんですが、家の庭で家族が育てているぼたんやあやめ、今の時期だったらもう青梅も実り始めているんですけど、そんなものを見つめる時間は、以前よりぐっと増えたと思います。
いつも社長にも言われることで、感性というのは簡単に手に入るものじゃないんですけど、少しずつでも、自分の感性を磨いていけるよう、日々努力したいと思っています。
生菓子作りは、まだまだ課題がいっぱいですが、"茜庵の色"を早く自分のものにしたい、という思いがあります。それはやはり他のお店とは違う、ウチにしかないイメージというか、淡い、品のある色合い・・・なんですね。
いつか、自分の作ったものが一発OK!で、認めてもらえることができたら本当に嬉しいと思います。
まだ自分にない技術や、知識ももっと取り入れて、
「今までにないようなお菓子」を作り出せる職人になりたいと思います。

創業から32年と聞くと、もうそんなになるのか、と驚きます。
社長のお嬢さんと同い年の娘がいるのですが、社長も奥さんも、まるで自分の子どもたちと同じように娘のことを幼いころからかわいがっていただいたことに、本当に感謝しています。
オープン当初は本当にお客さんも少なくて、「ここ、なんのお店ですか?」と聞かれることが多かったですね。
なかでも、よくおそば屋さんに間違えられて・・・(笑)。
ゼロからのスタートで、スタッフも少なかったけれど、社長のもと、仲間が一致団結して活気にあふれていたように思います。
気づけば人生の半分近くを茜庵で過ごしてきました。
あらためて、と言われると困るくらい、自分にとってはこの場所が生活の一部ですね。
社長のお子さんたちだけじゃなく、今年の春に生まれたお孫さんまでこうして抱っこすることができて・・・。
茜庵にえっと(ずっと)おることができて、本当によかった。嬉しい、というのが今の気持ちです。

将来の仕事として、もとは事務や経理を希望していた私。
それが、茜庵の求人票を見たときに、これだ!!と感じ、応募しました。
希望職とは違って周りにはとても驚かれましたが、そんな自分の直感に、今は感謝です。
日々、お客様との触れあいの中で、幸せを感じる瞬間がたくさんあります。
一番は、お客様の「人生の一大イベント」に関われること。
「今から、彼女のご両親に結婚のご挨拶に行きます」そうおっしゃってお菓子を選びに来て下さる方も。
その度に、お客様の人生のかけがえのない瞬間に、私たちのお菓子がお役に立てているんだと、嬉しくなります。

保育園の時に経験したお茶会で、名前は忘れてしまったのですが、茜庵の生菓子が出てきたんです。
その時、4歳か5歳だったと思うのですが、見た目の美しさに感動し、「これ、食べられるん?」と先生に聞いたことを今でも覚えているんです。
自分も「茜庵」の和菓子職人になって、あのようなお菓子を作ってみたい。
そう強く感じたのが、志望の理由でした。
和菓子職人として、まだまだ分からない事ばかり、手探りの日々ですが、ひとつのお菓子を作り上げる時、どのようにしたら、自分がそうだったように、見る人に「美しい!」と思ってもらえるか。
その感性を磨きながら、これからも、日々の仕事に邁進したいと思っています。

オンラインショップ
Pageup