菓游 茜庵
四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。
むりせず自分らしい「和のある暮らし」をさがす旅。
私たちが「あかねごよみ」という新しい試みをはじめるにあたって、
必ず声をかけたい女性がいました。
それが、あっここと、福岡晃子さん。
昨年夏のチャットモンチー完結後、さまざまな音楽活動を続ける傍ら、徳島に自ら運営する秘密基地「OLUYO」を企画運営している彼女です。
「茶と餅」シリーズで何度もお付き合いをしてきたけれど、実は茜庵とあっこちゃんの出会いは、
それより遥か前、あっこちゃんが中学生のころから。
「あっことあんこ」初回となる今日は、
実はあんこ少女だった?あっこちゃんと
茜庵との出会いをあらためて振り返りながら
これからの作戦会議。
まずは、そんなお話。
お相手は、茜庵 松村。
あっこちゃんとともに、これから色々な和菓子を一緒に作るパートナーの和菓子職人です。
はじめて茜庵にきてくれたのは、いつでした?
あっこ:
中学生のとき!お餅つきに遊びきて、お善哉をもらって美味しい!ってなったのがはじめて。
そこから少しずつ、お小遣いの範囲でお菓子を買って・・
松村:
嬉しいですねぇ!ありがとうございます
あっこ:
でも中学生やから、ちょっとしか買えないけど。それで、家でも作ってみたい、ってなって作ってました。
餅つきをみたときに、作ってる過程って楽しそうやなって思ったんです。
松村:
すごい!何つくりました?
あっこ:
いちご大福と上用まんじゅうとか。3種類くらいかなー
おっと、おまんじゅうを包めるとは
あっこ少女、思ったより本格的ではないですか・・・
茜庵のお餅つき:地元のお客さまへの感謝の気持ちをこめて、茜庵が創業以来毎年続ける恒例行事。
12月の第一日曜日に、大人も子供もみんなで餅をついて、つきたてのお餅をお振る舞いしています。
当日の様子はこんな感じ
ときにあっこちゃん、和菓子の魅力ってどんなところだと思いますか?
あっこ:
うーん・・・まず、めずらしくないですか?手土産にしても。そして量産品じゃなくて、一個一個が大事というか、貴重な感じがする。
和菓子を家で作るって、あんまりイメージがないですよね。
あっこ:
確かに。私も結局3種類くらいで終わっちゃった。
松村:
そうですよね。僕もたまにケーキを家で作るのですが、自宅でつくるのって大変ですよね。
材料の保管で冷蔵庫を占領してしまってちょっとおこられたりとか・・
そこですか!といいつつ、そうなんです。色々と面倒ですよね。
あっこ:
でもすごい楽しかった!達成感というか。
松村:
想像通りの味になったときは、特別な喜びがありますよね。
あっこ:
あと、家でつくる和菓子と、お店で買うお菓子は、やっぱり違うなあって思った。でもそれは違っていいんやと思う。
求めるものが違うから。
松村:
そうですね、餅は餅屋といいますが(笑)そこはお任せいただければと思います。
あっこちゃん、今回の企画にあたって、どんなお菓子をつくりましょう。
うーん・・・といいながら、コンセプトを考えてくれました。それが、こちら。じゃん!
あっこ:
ひとことでいうと「手軽にできて、季節が
感じられる あったかい和菓子」かな。
なるほど、なるほど。いいですねえ。
松村:
自宅で手軽に作れるように、僕もレシピをアレンジしますね。
初回はじゃあ、もうすぐ桜の時期なので・・・
さらさらとペンをはしらせて・・・
だん!桜もちです。
松村:
このイラストは、道明寺の桜もちですね。
あっこ:
作れるかな・・なんか急に不安になってきた(笑)
大丈夫ですよ、あっこちゃん!楽しんでいきましょう。
ということで、初回の二人は、桜もちづくりに
挑戦です。どうぞご期待くださいね。
【「さくらもち」編は次週3/1(金)公開予定です。】
今回お邪魔したのは・・・
OLUYO
福岡晃子(チャットモンチー済)の秘密基地であり、情報発信基地でもあるイベントスペースOLUYO。http://oluyo2016.wixsite.com/tokushima
自身が青春を過ごした場所、徳島市東新町にて、2016年11月のチャット商店(チャットモンチーの期間限定アンテナショップ)を機にオープン。
その後は、多種多様な仕事人を招いてのトークショー(しごとマグネット)やワークショップの開催、音楽ライブなど、様々な分野とコラボレーションしたイベントを開催している。
【衣装提供:HIRAOKA 088-652-3510】