茜庵

ものづくり

茜庵のお餅つき

えっほえっほと、かけ声かけて。

菓子屋に生まれた庵主が、子供のころ
一年で一番の楽しみにしていたのが、この行事。

師走になると、父親と若手の職人たちが、
えっほえっほと餅をつく。
つきたての餅を、割烹着を着た母親が
くるくると丸めて、お餅に仕立てる。

つきたてのお餅のはじっこを、小さくちぎって
口のなかにほおりこんでもらった
ほくほくの幸せが、今でも忘れられなくて。
次の世代にも、残していきたいと
毎年変わらず続ける、茜庵の恒例行事です。

大人も子供も、掛け声かけて。

寒空の下、ほくほくに蒸したもち米を
つきあげるのは、大人のしごと。
えっほえっほと掛け声をかけながら
順番に餅をついていきます。

8割方つきあがったところで、
今度は小さな付き手にバトンタッチ。

ソワソワとしながら列に並んで、大人の餅つきを
見守っていた、真っ赤なほっぺの子供たち。

真剣なまなざしで、お餅つきにむかいます。

ほくほくのお餅は、お善哉で召し上がれ。

つきたてのお餅は、小豆の最高峰
丹波大納言小豆をつかった善哉に仕立てて
お客様におふるまい。
創業時には、庵主とスタッフ数名ではじめたお餅つき
今では、たくさんのお客さまに
お越しいただける行事となりました。

毎年毎年、この小さな菓子の庵にも
様々なことが、おこります。

お客さまから思いがけずいただいた
暖かな一言を、スタッフ皆で
嬉しいねえと喜びあうことも

ものが溢れる時代
私たちのお菓子は 果たしてこれからも
お客様に お役にたてるのだろうかと
ことさらに 難しさを感じる機会も

それでも、歓声をあげながら
餅をつく子供たちの姿
お善哉を、にこにこ顔で召しあがる
たくさんのお客様の姿

そんな姿をみられる菓子屋は
やっぱり幸せものだから。

今年もえっほえっほと餅をつき
坂を超えるぞ、やっこらさ。

菓游 茜庵

菓游 茜庵

四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

菓游 茜庵のこと

オンラインショップ
Pageup