
コラム
今日はどんなひ
収穫の時期を迎えた田畑の上を
すいすいとすすむ赤蜻蛉が目にとまる時期。
「こくもの」とは穀物の事。「禾」という字は粟(あわ)が実った様子をかたどったもので、古くは「穀物」と言えば米ではなく粟のことを指していたのだとか。
第42候
9月2日-9月7日。
「七十二節気」とは、一年三六五日を五日ごとに区切った、
いわば昔のカレンダー。現代では目にする機会の少ない事象もありますが、
季節の「兆し」を伝え、繊細な季節のうつろいを感じさせてくれる短文は、
今の私たちの暮らしにも、どこかで繋がっているようにも感じます。