茜庵

季節のしつらい

葉月(8月)の喫茶のお菓子:
はちすの花


暑さのなか、ようこそ お立ち寄りくださいました。

八月のお菓子の銘 :「はちすの花」

夏の水辺に彩を添える夏の花。水面に咲く姿は涼しげで、神秘的な雰囲気も魅力のひとつ

徳島県は、有数な蓮の産地。清らかな水辺の風情を、お菓子に。

ひんやりと 瑞々しい錦玉の口当たりを添えて。

本席(奥の八畳の茶室))のしつらい


葉月は、兎に角 涼しきように。

万古焼の釣瓶を中心に、涼を重ねてまいります。

観世水の棗に、遠州好みの虫明焼。多島美が広がる瀬戸内海の景色が、日本のエーゲ海と名高い産地。

お軸は閑々子による 河童の画讃。
なんともいえない 優しい表情のあとに、万歳 石の上に咲くと続きます。

閑々子は一風変わった仙人のようであったとのことですが
お軸からは、慈愛に満ちた人物像が透けてくるような。

香合に、蛙。濃くなる影に、いくばくかは 秋の気配。

八月の立礼席のしつらい

「立礼席(りゅうれいせき)」とは、椅子とテーブルの茶室。茜庵本店で喫茶をご利用のお客様には、こちらのスペースでお菓子をお楽しみいただきます。

佐波理の釣り舟に、ギヤマンの水指。黒楽と棗にも、青を重ねます。

今月は 江戸前期の傑人 佐川田昌俊の短冊を、中心に。

漕ぎ行けば 暑さを他所に おもほいて
夕波涼し 舟の追い風

寛永行幸から400年の節目を迎える本年
秋にむけまして 令和の菓子屋も、仕掛かる夏です。

夕波の涼しさと 心地よい追い風の詩、どうぞ 冷や汗となりませぬように。
・・・・
しつらいとは、和のコーディネート遊びのようなもの。
リラックスしてお菓子を召し上がっていただけるだけで何よりですが、しつらいの遊び心まで覗き見ていただくと、ちょっとお楽しみが増えるかもしれません。

菓游 茜庵

四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

菓游 茜庵のこと

オンラインショップ
Pageup