茜庵

長月(九月)の喫茶のお菓子:この月の月


本月は 裏千家の鵬雲斎宗匠が去る八月十四日にご逝去されたことを悼み、取り合わせました。

九月のお菓子の銘 :「この月の月」


秋は、夕暮れ。まだまだ日中の暑さは続きそうですが、夕暮れ刻には虫の声。

さらりとした葛生地の口当たりに、栗と小豆の二重あん。
去る夏を ゆったりと、惜しみながら。

九月の立礼席のしつらい

「立礼席(りゅうれいせき)」とは、椅子とテーブルの茶室。茜庵本店で喫茶をご利用のお客様には、こちらのスペースでお菓子をお楽しみいただきます。

鵬雲斎宗匠の「和」を、茶室の中心に。

「一盌(いちわん)からピースフルネスを」ー宗匠の言葉、そこにこめられた想い。小さな菓子屋も、日々できることを積み重ねてまいります。

秋草にあそぶ兎たちが、月夜の気分。

白釉の水指を まぁるい月とみたてます。

本席(奥の八畳の茶室)のしつらい


本席は、利休居士の軸を中央に。大和絵画家 渡辺清の手によるもの。

その佇まいから、大徳寺金毛閣の上層部に納められている利休居士の立像をうつしたものだと考えられます。

香炉と卓には、月のあしらい。

宗匠花押の品、竹釣瓶の水指を据えましたら
永楽善五郎の秋草茶碗に、黒の中棗をかさねます。
・・・・
しつらいとは、和のコーディネート遊びのようなもの。
リラックスしてお菓子を召し上がっていただけるだけで何よりですが、しつらいの遊び心まで覗き見ていただくと、ちょっとお楽しみが増えるかもしれません。

菓游 茜庵

四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

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