茜庵

文月(7月)のお菓子:星月夜

文月の喫茶に、ようこそ。


夏の日差しのなか、ようこそお越しくださいました。

七月のお菓子の銘「星月夜」(ほしづくよ)


この時期の 蒸せるような暑さは堪りませんが、夜空に満点の星を見上げると、なんとも嬉しい。
そんな夏のご褒美を、涼しげな和菓子に仕立てて。
・生地は葛製
・餡は二重餡
つるりんと、笹の香。

日本の伝統と文化を 次の世代に 大切に渡していくー
茜庵の難しいテーマのひとつでありますが、
世の中がことさらに大変な今ですから
まずは ほっと一息、ついていただけるような
そんなお菓子で、そして室礼で お客様をお迎えできるように。

七夕を迎える今月は、六月の「茅の輪」かざりから「七夕飾り」に変えて、お出迎え。
そして、二つの茶室も「星」のモチーフを入れて、涼しげにあそびます。

七月の立礼席のしつらい

「立礼席(りゅうれいせき)」とは、椅子とテーブルの茶室。茜庵本店で喫茶をご利用のお客様には、こちらのスペースでお菓子をお楽しみいただきます。

・お軸 人の世の 出会いの中に 心して 生きていくことを 七夕に知る
・花入れ 黒楽の釣り船
・水さし ギヤマン
・なつめ 亀蔵なつめ(9つの星)


抹茶を入れておく「なつめ」に描かれたのは、占いにも使われる9つの星。茶道具には、大自然や、はたまた宇宙に繋がるモチーフが描かれていたりするので、あなどれません。

七夕のお軸は、人と人との つながりを感じるもの。

本席(奥の八畳の茶室))のしつらい


お軸にはいった「星河」の文字は、天の川のこと。
徳島ならではの藍染をアクセントにあしらった、涼しげなコーディネート。

・お軸 星河清涼風(せいがりょうふうきよし)
・花入れ 唐籠
・香合 瓢(ひさご)
・棚 溜精棚(りゅうしょうだな)
・水指 藍染ガラス 
・脇床 朝顔のうちわ

菓游 茜庵

四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

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