茜庵

弥生(3月)のお菓子:花の衣手

はるの茜庵に、ようこそ。

夜の散歩も、たのしい季節ですね。

三月のお菓子の銘 「花の衣手」


衣手とは、袖・たもとのこと。
ふわりと風がふいて 桜の花びらに包まれるーなんとも言えない嬉しさを、お菓子にうつしとって。

中にしのばせたのは、春のあん。桜葉を加えた薄墨餡と 練切の二重仕立て。
ほのかな塩気もまた、気分です。

とりあわせたお茶碗にも、花びらがひらり。こちらは桃。

飲み終わると、ちらり。お雛様とお内裏様の姿が見えて、また嬉しい。

旧暦でお雛祭りをされるお客さまも、多くいらっしゃいますので 今月は引き続き、節句のしつらいでお迎えいたします。

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しつらいとは、和のコーディネート遊びのようなもの。
リラックスしてお菓子を召し上がっていただけるだけで何よりですが、しつらいの遊び心まで覗き見ていただくと、ちょっとお楽しみが増えるかもしれません。

菓游 茜庵

四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

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