茜庵

コラム

鉄砲垣と、日々のこと。

庭を歩いて、想うこと。

まもなく40歳を迎える庵の庭
毎朝欠かさず、庵主やスタッフが手入れをしているけれど
それに加えて、定期的に庭師さんにお願いして
細かなメンテナンスをしています。

四国徳島も まだまだ寒さが続く日々
冬の間は必ずしもお客さまの目にふれる場所ではないけれど
それでも ふっと外を眺めたときに、心やすらぐ景色であってほしいから
これも、大切なおもてなしのひとつ。

今期のメンテナンスでは、庭師さんに
鉄砲垣を修繕してもらいました。

鉄砲垣(てっぽうがき)とは:
丸竹を表裏にかきつけた垣のこと。戦国の時代より、鉄砲を立てて並べている姿に見立てて
この名前がつけられたのだとか。

庵主の想いを汲み取った庭師さん、
青々とした垣に丸ごと入れ替えるのではなく
既存の竹を活かした特製の垣をつくってくれました。

古いものは、こまめに手入れをしていくことで
独特の味わいがでてくる。
けれども、やっぱり古いものばかりでは
次第に弱くなってしまう。

新しいものは、強さと見た目の華やかさはあるけれど
古くからあるものの、味わいと深さにはかなわない。

だったら、そんな二者がうまく手をつなぐことができたなら
他にはないきっと素晴らしいものになる

これは 人も庭も、そして会社も
なんだか同じことのように思うのです。

庵の庭は、決して大きなものではないけれど
ささやかながらも、発見に満ちた場所。

長い冬がおわって
さあ、まもなく春がやってきます。

菓游 茜庵

菓游 茜庵

四国徳島城跡をのぞんで佇む、静かな菓子の庵。 上質ながら、遊びごころあるお菓子づくりを大切にしています。 心地よく和と暮らすお手伝いができれば幸いです。

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